【英語×わくわく】女たちのストーリー【第一話】

ライフワーク

英語学習にわくわくを!の記事

あなたの《好き》に英語学習を組み合わせてみて欲しいと書きました。


それが具体的にイメージできるよう
現代に生きる女性をモデルにストーリー仕立てでお届けする
このシリーズ。今回は第一弾です。


あなたにも共感できる部分があるかも?




では、彼女たちの体験談をのぞいてみましょう…♡







料理好きなAさん(47歳・主婦)の場合


早くに結婚し、家族中心の生活をしてきた。
それなりに幸せに生きて来たと思う。大きな不満はない。
根本さんのブログで言えば後方待機部隊の隠れ自武女といったところだろうか。

昨年、下の子が大学を卒業し、無事に就職した。
そのせいなのだろうか、何かしたいという気持ちが日に日に大きくなっている。
子供の手が離れたら…と何年も前から言い訳している私

実は、なんとなく、英語に興味がある。

理由を聞かれるとうまく答えられないのだけど…。

「中学校の文法をやり直す」という本を買ってみたこともある。
けれど、パラパラとページをめくってみただけで続かなかった。


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最近ひょんなことから根本さんの愛弟子の一人 ‵優さん’ という方とお話する機会があった。
海外に住んでいるということなので、このことを何気なく相談してみた。

そうしたら『勉強と思わず、わくわくを探してみませんか?』と提案された。

よく意味が分からなかったので聞いてみると
『自分が楽しいと思えることと英語学習をつなげてみて欲しい』と。



でも困る。だって私、何も取り柄がないもの。
就職だってお茶くみの時代に事務をちょっと。
そのあとは家庭に入って今に至る。運動神経だってよくないし…

家事は好きだけど、楽しいかと聞かれると…「?」だし。



彼女はニコニコと話し続ける。

『Aさんは、趣味とかありますか?』



あぁ…この質問。
いつもうまく答えられない。
申し訳なくなって、愛想笑いをしてごまかす。

私には何もないと突き付けられているような感覚。
彼女にそう言われたわけではないのに、どうしてこんなに心が毒づくのか。
本当に自分は嫌な女だと思ってしまう。


優さんは、続ける。
『あ、じゃ質問変えますね!うーんそうだなぁ。
気が付くとすごく時間を費やしていることとかはありませんか?』



「…あぁはい、ずっと家にいますけど」 なんて言えない。



『それか、どんな時に嬉しいって感じますか?日常のどんな些細なことでもいいんですけど^^
時間とってもらっていいので、1日の流れを思い出しながらゆっくり考えてみてください。』



思考をめぐらせる…







家族の誰よりも早く起きて、洗濯、朝ご飯の支度…
子どもたちを起こして…っていうのはもうしないけど

あぁ、息子たちは目玉焼きの半熟具合にうるさかったっけ。ふふ。



あ、私、息子たちから料理の感想を聞くこと、好きだったなぁ。
思春期以降は口数の減ったあの子たちも、食事の時は自然と言葉を交わせて…

夫も、好物だといつも嬉しそうに頬を緩めたりして饒舌になったり。





「…料理は、好きな方かもしれません」


恐る恐る答える。


「でも、料理なんて誰でもやるし…」


そうだ。成人した女、ましてや専業主婦なんだから、当たり前。特別なことじゃない。


ただ、思えばキッチンに立っている時間は長く、自分にとっての癒しだし
レシピを見ているとあっという間に時間がたっていることもある。


レシピサイトには、いくつか自作のレシピも公開していて、コメントが付くと嬉しい。




そんなことをポツポツと話す私。


優さんの一言でハッとさせられる。



『お料理の話しているAさん、何だかとても楽しそうです^^』






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そんなこんなで、優さんに薦められるがまま、YouTubeで外国人の料理チャンネルを見始めてみた。
(使い方が今イチよく分からないと言ったら、いくつかのチャンネルを送ってくださった。)

最初は会話の速さに戸惑ったけど、色んな国の料理や、盛り付け方の違いなどが新鮮で楽しい。

そして見続けているうちに、なんとなく切り方や工程の呼び名がわかってくるようになった。
平野レミのようにハイテンション過ぎるアメリカ人には速度調整を使うことも覚えた。

完璧にはわからなくても、時折ジョークを交える彼らが話していることを理解したくて自然とメモを取るようになる。
そして字幕も駆使して分かったことなのだが、彼らの会話がそこまで複雑ではなかったこと。これは大きな発見のひとつだった。



もう一つ私の日常に起きた変化、
それは、スーパーで目についた物を英語で言ってみるという遊びを始めたこと。

優さんは言った。『スーパーで売られている野菜って、何十種類もありますよね?肉も魚も調味料も併せたらどうでしょう?それを全部言えたら、ものすごい単語数になると思いませんか?』


カタカナ英語の思い込みって怖いな…と思ったのもこれがキッカケだった。
だからママ友にインスタの使い方を教えてもらい
英語のアカウントをいくつかフォローして家事の合間時間にみるようになった。


インスタグラムを見ていて思ったのは、とにかくメイクや片付け収納、子育てライフハックのような情報がすごくたくさんあるということ。
みんな自分の好きな物や楽しいことに一生懸命なんだなぁと、なんだかとてもうらやましく思う。
驚くことに、多くのアカウントが専業または兼業主婦(小さい子がいる人も多数)だった。



ママ友いわく、外国人が多いのはティックトック?というアプリらしい。
きいたことがないのでよく分からないけど、もう少し自信がついたら、チャレンジしてみてもいいかなと思っている。


そして「英語と日本語両方で自分のレシピを公開する」という密かな目標をたてた。
まだ誰にも言えないし、どれだけ時間がかかるか分からないけど、自分にも目標が出来たことが純粋に嬉しい。


まさか自分が英語で料理を学ぶ日が来るなんて思わなかった。
でも主人の定年後には二人で海外旅行をしたいという夢もある。
そこで現地の料理教室や、レストラン巡りをして、誰かと話せたりしたら…と思うと、ちょっとわくわくする。


たくさんの外国人が日本食に興味があるということも初めて知った。
日本に来た外国人に料理を教える団体があることや、YouTubeで卵焼きを作る動画の再生数がすごかったり。


まだまだ私の知らない世界が広がっていると思うと、もっと知りたい!と素直に思う。
そして驚いたのは、以前購入して読まず仕舞いだったあの本が、今になってすごく役に立っているということ。




優さんが言っていたことが、今なら分かる気がする。

英語の勉強を通り越して、いきなりアマチュア料理研究家みたいになっている。(しかも下手な英語で)
そう思うと面白おかしいのだが、いま毎日がとても楽しい。


少しずつ、自分のぺースで進んでいこうと思う。

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