【ネタバレ】ロックマン【映画感想】

私のおすすめ

こちらの記事のネタバレとなります。


まだ観てない人は読まないで!!!

「ネタバレ読んでから観るか決める」っていう変態はぜひどうぞ。笑










⚠⚠⚠⚠⚠⚠ 以下ネタバレ注意 ⚠⚠⚠⚠⚠⚠









ねーーーーーーーーーーーーーーーーーぇ



Eltonが子供時代の自分を抱きしめるとき

超泣けたことない???!



あれって心理学でやる、過去の自分を癒す
インナーチャイルドワークそのものじゃん!!!




私ストーリー先読みするの得意なので、あそこで

「When are you going to hug me?」

って父親に言ったあのセリフが来ることは
数秒前から予感してたの。


でも!!!それでも!!!


その「抱きしめる」っていう行為を
Eltonが自分にしてあげると自分で決めた瞬間があって
そして手を伸ばして実際に抱きしめる行動をしたこと

自分へのコミットメントだし、許しだし
愛されたい気持ちを誰かに埋めて欲しかったのを
自分自分にしてあげた瞬間なわけで…



もうとにかく泣けて、泣けて(TДT)

(書いてる今でも目が潤んでくる)



結局、父親も母親も、最後までEltonが欲しかったものをくれなかった。
大人になって、成功して、それでも否定されることは
子どもの時のそれとはまた違う深い絶望感だったと思う。
(どうみたって両親とも心に問題があったしね)



それを、彼は自分の価値と切り離して考えると決めたんだ。
そしてお互いに分かり合えなくても許し合おうと提案した。

助けを求められなくて、寂しい、今そばにいてと言えなくて
愛して欲しい人は離れていく現実を自ら選んでいた。

そこは母親の言葉と被る部分があるけれど、彼女が言えることではない。
でも、彼女は自分が得られなかったものを彼に与えたくなかったのかもしれない。
(彼女の二人目の夫は良い人っぽかったけど、今度はElton成功に嫉妬してた可能性もあるしね。というより、幸せを認められない人なのか、犠牲を払ったということが彼女なりの愛情表現なのか…)





そして名曲、「Your Song」


Eltonは、親友のBernie(バーニー)が自分のことを愛していたことを
本当はわかっていたんじゃないかな。

でも、ゲイとストレート、作詞家と作曲家、大親友という色んな立ち場や関係性があって、距離の取り方が難しかったんだと思う。
うまく言えないけど、すごくよくわかる。


あの歌の歌詞は、一見恋人にあてたように感じるけれど
あれはBernieが自分の才能を認められずにいるEltonに宛てた歌なんだ。
Bernieはゲイじゃないけど、あれは愛のこもったラブレターだとわかる。
家族や恋人、大切な人に当てはめて聴いても、きっと素敵だよね。
人を思う気持ちって、限りがないよなぁと思う。
造られていない素直な歌詞が、胸にすとんと入ってくる。


あれからYour Songを聞くたびに涙があふれるようになった。
もう化粧中には聴けないな…



インナーチャイルドワークにめちゃめちゃやられて
家族を超えた純粋な愛に感動して
どえらい泣いて、曲が良くって


ヒーリングワークにでも出た気になったわ。笑




エルトンの衣装が派手なのも、趣味もあるだろうけど
自分の自信のなさを隠すためのものだったのかなって。

でもめちゃめちゃ可愛い、Artな服ばかりでみてて楽しい!
だからそこも見どころのひとつだと思う。



映画だから、脚色や誇張もあるだろうし
映画だからこそ描けない闇もあると思う。


でも何が本当かなんて、どーでもいいじゃない?



個人的には、この映画が
「売れて、家族とも和解して幸せ!超ハッピーサクセスストーリー!」
みたいな感じじゃなくてよかった。


親や他人が変わらない、むしろ関係性が悪化することなんてリアルにある。

そこで自分軸に戻るんだ。
やっぱり自分なんだよ。

うんうん。(噛みしめてる)







余談なんだけど、まぁまぁ近所のスタジアムでEltonがコンサートしたことがあるの。
知らなかったんだけど、たまたま聞こえてきて。


とにかくエネルギーがすごくて、いい曲で、
彼とふたりでベランダにへばりついて
からだ揺らしながらノリノリで聴いてた。



Elton Johnの音楽には、そんなパワーがある。




今73歳みたい。長生きしてほしいな。


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