「頑張る」のお話

自分にやさしく



私は物心ついた時からずっと頑張ってきたらしい。


頑張り屋に自覚がないとはよく言ったもので
つい最近まで本当に自覚がなかった。




私はずっと頑張り続けてきて、燃え尽きてしまった。

色々押し殺してきて、見ないフリをして、限界だった。

頑張れなくなることが増えた。



それでも鞭をうって、頑張ってきたのかもしれない。

だからもう頑張りたくなかった。





色んな人に言われた。


「頑張り過ぎだよ」
「もう頑張らなくていい」
「頑張るのをやめよう」


だから

やめるまでも苦節数年かかってるけど


色々やめた。







それでも

「頑張らなきゃ」という思いは抜けなかった。




休んでるあいだ何をしていいか分からなくて
歯を食いしばりながら生きていた。



好きなこともしたいこともなかった。

めんどうくさかったし、お金もなかった。

お金のことでは彼とたくさん大喧嘩した。




楽しくなかった。

ただただ自分がダメな人間だと

毎分毎秒 責め続けていた。




やりたいことがなくても

やりたくないことはたくさんあった。


だからやらなかった。




それでも何も生産しない自分を責める。

そして自分を責める自分を責めた。



自分を責めても何ひとついいことがないと知っているから


“責めるのを責めてしまう自分を責める”


そのループにただ翻弄された。


心理学は諸刃の剣だ。







***






落ちるところまで落ちたのか、光が差した。



お弟子さん制度に入り、半年間みっちり学んだ。

趣味だった心理学を仕事にするチャンスを得た。



そして仕事としてスタートさせた。




やってみたいこと
やったら楽しそうなこと
やったらウケるかもしれないこと


そんなことが増えていく。

アイディアが溢れてこぼれそうになる。



久しぶりの楽しさを味わう。







でも、つまづいた。


頑張れない。

正確に言うと、行動できない。


細かく言うと、頑張りたいことを行動に移せない。



やりたいことも目標もないから責めていたのに

やりたいことや目標ができても結局責めるんじゃないか。




やりたいことも目標もないから動けなかったのに

やりたいことや目標ができても結局動かないんじゃないか。




サイアクだ。



完全に自分のパターンなのだ。





くやしい。








でもふと思う。


そもそも自然に身体が動いているとき
そこに「頑張る」という概念はない。


自分がやれない・やらないことに対して
「頑張らなきゃ」と思うけど

きっと自覚なしに頑張れていることも
数えきれないくらいあるだろう。


だから自分を褒めることが大事なんだね。


これを読んでいるあなたも、私も誰しも
全く頑張っていないということは絶対にない。






でも、私は過去にめちゃくちゃ頑張れたんだ。



やりたいことのために、やりたくないことをする

つまり努力ができるタイプだった。




大きな成果も結果も出した。

たとえ結果が出なくても、納得いくまでやりきった。






だから

それができない「今の自分はダメだ」というのは

私としては筋の通る自分責めなのだ。






こんなに頑張れなくて、行動しない自分がいるってことは
本当はやりたくないってこと?などというくだらないエゴの声は
ただのエゴとしてお引き取りいただくことにした。







いや、待てよ。


私にとって「頑張る」という言葉のイメージが悪すぎる。




《過去にあれだけ頑張ったんだから、もういいじゃん。》

《あんな思いしたくない、やりたくないよ。》

《楽に幸せになっていいんでしょ?》

《やだよ、めんどくさい》




そんな依存心を見ないフリしていると

みるみる肥大化していく。



あぁ、依存心。


依存のステージ。



「依存」って言葉、ダイキライ。




いやだ。こわい。かっこわるい。



そしてまた自分を責める。








なぜこんなに「頑張ること」に抵抗を覚えることになったのか。



これこそが一番伝えたかったことなんだけど



頑張りたくないことを頑張ってきたからだ




頑張るのがつらかったのは
頑張ることの対象を間違っていたから。





ここを混同してはいけない。



頑張りたくないのに頑張って辛い思いをしたことが

私にとってトラウマなんだ



だから対象が違うのに、頑張るという行為そのものを
恐がるようになってしまったのかもしれない。



例)部活で全国優勝した時の頑張りに嫌な思いはないけど
  思春期に自分の身を削って家事をしたのは嫌な思い出







あれこれ理由を探して
エゴを使って抵抗を生み出して
そんな自分を責めるというコンボ。




もうやーめた。




頑張ることは、こわくない。



頑張っても何も悪いことは起きないよ。



頑張っても傷つかないよ。



頑張っても何も失わないよ。



頑張っても独りぼっちにならないよ。




身体を壊す前に気づけるようになったでしょ?




あなたも、私も、もう自分のペースで頑張れる。




頑張ることを怖がらなくていい。




頑張り始めたとしても、止まって良い。
途中で変えていい。やめたっていい。





今まで頑張ったきた自分を手放そう。




ここから新しい「頑張り方」をつくっていこう。






***






頑張り屋のあなたが


頑張れなくなって


止まったり休んだりした後


また頑張りたいのに


頑張れなくなってしまった時





それはもしかしたら

過去の自分を手放す時なのかもしれない。





古い頑張り方を捨てる時なのかもしれない。





生まれ変わるサインなのかもしれない。






新らしいスタートだ。









「頑張る」ことに臆病になってしまった自分を抱きしめて



晴れ晴れしい顔で

すがすがしい気持ちで




「ありがとう」と「サヨナラ」をしよう。







本当に頑張りたくない人は

“頑張れない” なんて悩まない。








「何かを成し遂げたい」




上等。




思いきりやろうぜ。





あなたならできるよ。








いっしょに進もう。







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