【マルシェ】夫との価値観の違い

お悩み相談

こんにちは。ビジョンを魅せるギャップの女、カウンセラーの優です。


一昨日、信頼するカウンセラーのひとりであるジュンコさんのセッションを受けました。もう言語化不可能な癒しとギフトと気づきの核爆発みたいな時間でたくさん笑って泣いて、愛にまみれてぐちゃぐちゃです。幸せ。

そして昨夜はお弟子同期とのお話会で6時間喋り倒しました。雑談したり悩みを相談したり、アホなこと言って笑って、時に真剣に話したり、突然カウンセリングが始まったり。めっちゃ楽しかったです。幸せ。


さて、今日はココロノマルシェに寄せられたお悩みに回答させていただきます。



結婚2年目です。夫との価値観の違いが分かってきて、この先不安です。。
夫婦仲は良く、子供は持たなくてもいい、という考えはお互い納得しており、離婚したいと思ったことはありません。

ですが、休日にやりたいことや、好きな生活環境が全く違っていて、お互い別にパートナーを見つけた方がいいのではないか、、?と思っています。
私は都会的な生活が好きで、ちょっといい食事やホテルで過ごす時間が好き。1人もいいですが、もちろん旦那さんも一緒がいいです。住むのも都会がいいと思っています。
旦那さんはアウトドアが大好きで、都会よりも田舎派。電車移動は嫌いで、お金をあまり使いたくないと思う人です。旦那さんも『一緒にキャンプしよ〜ゲームやろー』と言っているので、一緒に何かしたいんだと思います。。
じゃあ趣味を一緒に楽しめる同性の友達を見つけよう!とも思うのですが、元々友達が少なく、今からそういう友達を見つける努力をしなきゃいけないのか、、と思うとわくわくではなく、しんどいなぁと思ってしまいます。。
前に旦那さんに『ちょっと贅沢したい』と言ったら『俺は別にしたくない。価値観違うわ』と言われてしまい、旦那さんは親の借家も背負っているのでそれ以来自分の要望をいうことを諦めました。。

夫婦である以上は、同性の友達をつくるとか、そういう努力をするべきでしょうか、、?どこにいくのも1人なのは寂しいです。。
 

yさん

《元の相談文》



yさん、この度はココロノマルシェにご相談いただきありがとうございます。
小川優が回答させていただきます。



私がお伝えしたいポイントから先に申し上げますね。

・yさんはご主人をすごく愛している
・二人の望んでいることは全く同じ
・取引と与えるの違い
・愛し方とリーダーシップ
・自分の愛(のチカラ)を信じる


こちらの5つに焦点をあててお話させていただきます。
よかったらお付き合いください^^

ご主人をすごく愛しているyさん

ご相談文にありますこの部分。
>お互い別にパートナーを見つけた方がいいのでは、、?と思っています
というのは、お二人の思いなんでしょうか?ご主人もそうおっしゃっているのか、それともyさんだけの思いなのか…


完全な私見なんですけれども、これって「私はあなたが望むようにあなたを愛せないから、別れましょう」という究極の愛情表現、最大限の愛なのではないかと。私はそう思いました。yさんは、それほどまでにご主人を愛していらっしゃるんだなぁというのがご相談文から伝わってきます。

そんな思いとyさん自身がつながりながら、これから先を読み進めていってくださいね。


まず私がごちゃごちゃ言わせていただく前に、こちらの相談文を読んでみてください。



結婚2年目です。妻との価値観の違いが分かってきて、この先不安です。
夫婦仲は良く、子供は持たなくてもいい、という考えはお互い納得しており、離婚したいと思ったことはありません。

ですが、休日にやりたいことや、好きな生活環境が全く違っていて、お互い別にパートナーを見つけた方がいいのではないか?と思っています。
私はアウトドアが大好きで、都会よりも田舎派。電車移動は嫌いで、お金をあまり使いたくないと思うタイプです。 1人もいいですが、もちろん妻も一緒がいいです。住むのも田舎がいいと思っています。

妻は都会的な生活が好きで、ちょっといい食事やホテルで過ごす時間が好き。私に以前『ねぇ、ちょっと贅沢しない?』と言ってきたので、一緒に何かしたいんだと思います。
じゃあ趣味を一緒に楽しめる同性の友達を見つけよう!とも思うのですが、元々友達が少なく、今からそういう友達を見つける努力をしなきゃいけないのかと思うと、わくわくではなくしんどいなぁと思ってしまいます。
前に妻に『 一緒にキャンプしよう、ゲームやろう! 』と誘ってみたら『私は別にいいかな。そこまで興味ないし』と言われてしまい、それ以来自分の要望をいうことを諦めました。

夫婦である以上は、同性の友達をつくるとか、そういう努力をするべきでしょうか?好きなことを共有できないのは寂しいです。



もうお気づきかと思いますが、これはご相談文のyさんとご主人を入れ替えたものです。

yさん、これを読まれてどうお感じになられましたか?
どんな感情を抱かれましたか?どんな「感じ」がしましたか?

ちょっと頭ではなく、心が感じたそのままを捉えてみてください。




お二人が望んでいることは同じ

最初に断言しておきますが、私が伝えたいメッセージは「人の振り見て我が振り直せ」的な説教じみたことではありません。私が伝えたいのは、お二人とも、同じ願いをもっているということです。

そして、お二人とも愛して欲しい方法が似ています。相手が自分に合わせてくれること、そういったアクションをとってくれる、つまり「自分に歩み寄ってくれることで愛されていることを感じている(感じたい)」ということは伝わりますでしょうか?

(ちなみに、yさんの愛し方・愛の感じ方、ご主人の愛し方・愛の感じ方はどれも違います)

何度も言いますが、似た者同士の本当に素敵なご夫婦。ということは、お二人はお互いの気持ちを理解し合えるということです。そしてお互いの趣味を尊重しながら、いつもとは言わず、たまーに同行し合うようなお二人にとって適当な関係性・バランスを築き上げることができます。

取引と与えるの違い

好きに理屈はありません。yさんが都会的な生活やラグジュアリーな体験が好きなのも、ご主人が田舎やキャンプが好きなのも、どっちが良いとか悪いではなく、ただ好きなものが違うだけ。それだけです。
yさんはご主人にキャンプやゲームに誘われた時、一緒に行ったり試しにプレイしてみたことなどはありますか?そこが明記されていないのでわかりませんが、もし・・・もしyさんがご主人の誘いに乗らないまま、ご自身のシティデートを望んでいるのだとしたら。
もしですよ?yさんが「主人が私の趣味に付き合ってくれたら私も彼のに付き合います」というスタンスだとしたら、それは【取引】になってしまうんです。 こんなこと言ってる私もついやりがちなんですけどね。(耳が痛い)

それだと二人は、与えあう愛の関係ではなく、けん制し合い、時に奪い合う取引の関係になってしまうんです。これだと趣味云々ではなく、自覚の有無にかかわらず、苦しい気持ちになってしまいます。


【取引】と言うのは、「これをあげるから、それをちょうだいね」という関係性です。

「こんなに尽くしたんだから愛してね」
「仕事頑張るから給料上げてね」
「お金かけたんだから成功してね」
「私も謝るからあなたも謝ってね」

これだと欲しいものを得るために犠牲したり頑張ったりするため、愛ではないんですね。与える・受けとるという行為が「交換条件」のもとに成り立っており、怖れや不安からくるなので心が疲弊していきます。これが続くと、感情がマヒしてしまうこともあります。

愛し方とリーダーシップ

そこでyさんにお伝えしたいのが、yさんがまず愛と繋がり(前述)、ご主人との関係性のリーダーシップをとることです。

たとえば、ご主人のアウトドアに付き合ってみてはどうでしょう。ゲームを一緒にプレイしてみてはどうでしょう。その中で、楽しめるポイントを見つけてみてください。どうしてもいやだなぁ億劫だなぁ思うのであれば、ご主人のことを観察してみてください。「どんな顔をしているのかな。何に目を向けているのかな。何が楽しいのかな。何を感じているのかな。」そんな風にご主人に近づいてみてください。楽しめなくてもいいです。内心、『帰りたいよーホテルラウンジが恋しいよー』と思っていてもいいです。でも、その時間をご主人と一度本気で共有するということを試してみて欲しいなと思います。

yさんは、アウトドア自体は好きになれないかもしれないけれど、アウトドアが好きなご主人のことを大好きになれると思います。だってもうすでに大好きだし。
そうしたら、それが田んぼのあぜ道であれ、イルミネーションで彩られた都会の一角であれ、「二人でいられること、自分の愛する相手が幸せそう」という大切な喜びの感覚が生まれます。

そんなyさんの歩み寄りを、ご主人は必ず感じます。そしてご主人の行動は必ず変わります。でもそれをyさんが先にしてあげること、それこそがリーダーシップなのです。もちろんそこには効果的な声掛けの方法などもありますし、男性を役立たせてあげるというアプローチもありますが、そこは完璧じゃなくても大丈夫。

もしかしたらご主人は、yさんの趣味に付き合いたくないのではなく、「贅沢」という言葉に反応しちゃったのかもしれないですね。(これも推測にすぎませんけど。)
「私の趣味に付き合わせる形になるけど、私の大好きな空間であなたと一緒にいる時間を過ごしたいの。半日だけ付き合ってくれない^^?」みたいな、ご主人にとってハードルの低いお願いから始めてみるといいかもしれません。(その前にyさんのご主人研究計画を遂行されるとなお効果的です!)

二人で生きていくと決めたお二人ですもの。必ず今よりもーっと深い愛でつながることができます。


ちなみに、ご主人が懸念されているお金のことですが…私もyさんと似ていて、自分の好きなことやこだわりの強い部分にお金を使うことを惜しまないというか、気持ちよく使えるタイプなんですね。男性でお金を出し渋ったり、不安やブロックがあったりすると、「ちっちぇえな」と心の中で黒い気持ちを抱いていたりします。

でも、お金を使いたくない人の心理を考えてみる時、もし彼らにとって「お金を使わないことが愛」だとしたら、どうでしょうか?ご両親の借家の件があるご主人。出費が多くて大変だと思っているとしたら、そんな思いをyさんにさせたくなくてお金をセーブしようと思う。それってご主人の愛情だと思いませんか。お金で愛は買えないけれど、お金で人は守れます。いざというときの蓄えとか、保険とかいうものも、ぜんぶ愛の類です。これが心理学の世界でよく言われる愛の視点からみるということです。

変な話、アウトドア好きの方でグッズとかに凝って散財しちゃう人も多いと思うんです。ゲームの付属機器にお金かけたり、時には課金が過ぎたりする人もいるし。yさんのご主人は、お金をかけずに自分の趣味を楽しめる、めちゃくちゃ良い旦那さまだなぁと思いました。


自分の愛(のチカラ)を信じる

以上のことからですね、yさんには自信をもって、違う趣味をもった夫婦生活を楽しんで欲しいと思うのです。

億劫ならば同性の友だちを無理に作ることもしなくていいし、毎週ご主人に付き合ってあげる必要もありません。ましてやこれを理由に別れる必要もありません。

余談ですが、私の彼はアスリートなので、やれ自転車乗りに行こうだとか歩きに行こうと誘ってきます。対する私は、家にお尻の根が植わっているので20回に1回くらいしかYesを言いません。そしてそのうちの2割くらいはYesと言った後Noに覆しています。笑


yさんもご主人も、自分の喜びを大切にできていて素晴らしいです。好きなものがあるって素敵です。

今後何十年も一緒にいる中で、ぜひお二人の中間地点を見つけてください。とことん話し合ってもいいし、お試しでお互いの趣味の「お試しデー」「体験ツアー」を作ってもいいし、PowerPointとか画用紙でプレゼンし合っても面白いと思います。1か月に1回お互いの趣味に付き合う日を設けると決めてもいいですし、お二人の趣味範囲外のことで、一緒に楽しめることを新たに見つけてもいいかもしれません。

もしご主人を都会に連れていくなら、大きなキャンプ用品店に必ず立ち寄るとか。yさんが田舎に行くなら近くに高原リゾートがあるところにしてもらって、そこでアフタヌーンティーの時間を設けてもらうとか。歩み寄る+ご褒美みたいに、やり方はたくさんあります。(これは取引にはあたらないです)

カウンセリングの場であれば、誰しも持つニーズに丁寧に向き合いつつ、yさんの愚痴をトコトン聞かせていただき、都会の洗練された楽しみを恍惚と語っていただき(私はそれを行きたいリスト・やりたいリストとしてメモします)、ご主人との馴れ初めを聞いてお二人の愛の物語を一緒に追ったり、完璧主義とか罪悪感とか無価値感などの観念を見つめてみたり、必要があれば幼少期のお話をきいたりと、これまたやり方はたくさんあります。



とにかくお二人らしく、そこにある愛とつながって欲しいなというのが私の願いです。夫婦はチームですからね。yさんとご主人の素敵な未来、そしてお二人が思い切り自分の大好きなことを楽しみ続けられることを心から願っております!

この度はご相談ありがとうございました。


カウンセラーの小川優でした。







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