【マルシェ】カウンセリングの受け方について

お悩み相談

こんにちは。ビジョンを魅せるギャップの女、カウンセラー・ライフコーチの優です。


昨日は、仲間内にむけてミニ講座を開催させていただきました^^あまりに楽しくて、アドレナリンがぶわーっと出ました。日本にいた時は結婚式の司会を長くしていたといえ、4年のブランク。ドキドキしましたが、やっぱり好きなことって純粋に楽しいですね!


さて、今日はココロノマルシェに寄せられたお悩みに回答させていただきます。


ココロノマルシェご相談回答@黒ヤギさん


はじめまして。
悩みというか、カウンセリングの受け方についての相談です。

カウンセリングで、自分の悩みを理解してもらえず、説教されたりして、余計に落ち込んだりしてしまいます。(メールカウンセリングも、対面カウンセリングでもあります。)

例えば、
「あなたの嫌われる原因は…」
「あなたの問題点はおそらくここ」
のように、私は、原因究明を求めているわけではなく、話を聞いてもらって、過去の嫌な出来事や感情を癒したい・慰めて欲しい気持ちの方が強く、そのためにカウンセリングを利用するのですが、それがいまいちカウンセラーに伝わりません。

「説教をされると、余計傷付くので、それはしないで欲しい。アドバイスではなく、話を聞いてほしい」のようにカウンセリングが始まる前に訴えても、「自分の話を聞いてほしいと、自分の欲求を押し付ける。そんな風に、相手のことを考えないから、あなたは人間関係のトラブルを起こすんですよ。長々と話を聞かされる側の身になったことはありますか?」のように、説教をされがちといいますか、何というか、私のメールの文面の揚げ足を取って、「ほら、こんなだから、あなたこうなるんですよ」みたいなことを言われてしまうんです。

それで結局、さっぱり話を聞いてもらえず、自分の悩みを話すよりも、カウンセラーの発言に対して、「いやそれはそういうことじゃなくて…」のように、説明する時間の方が長くなり、結局、自分の悩みは全く話せず、カウンセラーが一方的に話すのを、「はい、はい…そうですね…」と聞くだけで終わって、もやもやを抱えたまま、高いお金だけ払って終わりになるんです。

別のカウンセラーに相談すると、理解してもらえるときもあるのですが、その時はスッキリ心が晴れても、悩みがまたぶり返すことがあります。
そのとき、またその人に相談したいのですが、悩みを理解してくれた人に対して、何度も同じことを相談するわけにもいかないし、新しいカウンセラーに相談することになり、そうするとまた、理解してくれないカウンセラーに当たり、余計にひどくなったりと、堂々巡りをしてしまいます。

そして、自分の悩みを理解してくれたカウンセラーが送ってくれたメールの文面を何度も読みなおしたり、アドバイスを実践したりして、心を落ち着けるのですが、それでも、根本が解決されないのか、また悩みがぶり返したりして、そんなことをもう何年も繰り返していたりします。

どうしたら、カウンセリングがうまく行き、自分の悩みが晴れるのか?何か助言をいただけないでしょうか?

黒ヤギさん

《元の相談文》



黒ヤギさん、この度はココロノマルシェにご相談いただきありがとうございます。

辛いご経験からみえる、黒ヤギさんの魅力

> カウンセリングで、自分の悩みを理解してもらえず、説教されたりして、余計に落ち込んだりしてしまいます。

辛いご経験をされたんだなぁと思いながらご相談文を読み進めました。カウンセラーに自分の悩みや気持ち理解してほしいという思いはもちろんですが、カウンセリングって申し込んだり当日受けに行くこと自体(対面でもオンラインでも)、すごく勇気の要ることだからだと思うのです。

黒ヤギさんの文章からは、優しい雰囲気がまず伝わってきます。それは黒ヤギさんの最大の魅力のひとつですよね。

そして、自分の悩みを理解してくれたカウンセラーが送ってくれたメールの文面を何度も読みなおしたり、アドバイスを実践したりして、心を落ち着けるのです

この一文からも伝わるように、とても素直で、頑張り屋さんで、一生懸命。何度も嫌な体験をされたはずなのに、とても努力家でいらっしゃるし、何より自分を幸せにすることを諦めていらっしゃらないですよね。本当に素晴らしいと思います。まず何より、そうして頑張ってきた自分を褒めて、労ってあげてくださいね。

黒ヤギさんのお気持ちが少しあたたかくなったことをお祈りしつつ、書き進めていきたいと思います。



「人生は自作自演」と言うけれど

もう何年も心理学やカウンセリングに親しまれている黒ヤギさんなら、一度は聞いたことがあるかもしれないこの言葉。他の言い方をすると「問題は自分がつくり出している」なんですが、この表現ってちょっとキツく聞こえがちなだと思うんですよね。

なのでこう言いましょう「世界は自分自身がつくっている」と。

平たく言うと、あなたの望むように人生が進んでいる。自作自演ということになります。『えっ!?こんなに嫌でつらい思いをすることなんて望んでない』そう思われるのが自然だと思います。私もいまだに、これがすんなり受け入れられる日とそうでない日があります。(なので、そんな日があってもOKということです^^)

この言葉の使い道

「世界は自分自身がつくっている」
「人生は自作自演」

この言葉は、何も自分責めのためにあるんじゃないんです。自分の中にある前提や観念・思い込みを知ることによって、そこに向き合うことで生きやすくなるといった気づきを生むことが目的です。

「世界は自分がつくっている」の分かりやすい解釈の仕方として私が好きなのは、「私たちは自分自身が欲しいものをキャッチする」というお話。

私たちの日常は、私たちの気分とシンクロして出来ています。

例1:街中でカップルを見かけた時、寂しい気分や彼と別れたばかりであれば、「ケッ」と思ったり、胸をつまされたような気持ちになるかもしれません。でも、もし誰かに楽しく恋をしていたり、彼とラブラブであれば、微笑ましく思えたりするんです。

例2:道行く人で目に留まる人。イライラ怒っている人ばかり見かける時、私たちはもしかしたら自分の中に怒りをためているのかもしれません。ご機嫌だと、空もいつもより青く見えたり、幸せそうな人に目が良き、ラッキーな良いコトが起きたりするんです。


ここでひとつ注意して欲しいことがあるのですが、私は「常にいい気分で、幸せでいましょう」という完璧な人生をおススメしているわけではないということです。私たち人間の気分は、空模様みたいなもの。コロコロ変わりますし、予想も不可能ですし、晴ればかりなら作物は枯れ、生命は途絶えます。

私がお伝えしたいことは、何かうまく行かないことがあるとき、そこには前提や観念・思い込みがあるのかもしれないですよーという、ただそれだけのこと。そしてそれに気づいたら、その瞬間にもう癒しは始まっているんです。

黒ヤギさんの観念を考えてみる

もしカウンセリングの場であれば、子ども時代(家族とのお話)や学生時代などのお話を聴かせていただきながらゆっくり探っていきたいところなのですが、今回はご質問文の中から考えてみます。(あ、もちろん黒ヤギさんが思う存分話し切った!と自然に思っていただけたあとのセッションのお話です^^なので、2回目のセッションかもしれないし、5回目かもしれないですね。)


たとえば、(完全な推察です)

・私の話は聞いてもらえない
・私の意見は否定される
・私の望みは叶わない
・私は誰にも助けてもらえない
・私の悩みは解決しない
・私は幸せになれない、なってはいけない
・私は人に迷惑をかける
・私は人に頼ってはいけない

という思い込みや前提がある…と考えてみたとき、どうでしょう?
世界は自分の思い通りにつくられるので、この前提を証明するような出来事が起こります。すなわちそれが、黒ヤギさんのカウンセリングでの体験ということになりますね。
観念や前提と言うのは、潜在意識の中に根付いているもので普段は自覚がありません。カウンセラーの私たちも観念には苦しみます。氷山に例えると、海上に出ている一角が「顕在意識」という全体の10%未満と言われています。その下にあるのが観念や罪悪感・無価値観などが眠る「潜在意識」で、全体の90%以上と言われています。

なのでですね、もし黒ヤギさんに何らかの観念や思い込みがあったとして、このツライ現実をつくっているとするじゃないですか。でもそれって、私たちが育った環境や家庭環境、人生経験に大きく作用されるものであり、不可抗力と言っても過言ではないと個人的に思っています。(それに、観念の中には私たちを守ってくれるものもあります。)だとすれば、黒ヤギさんはご自身を責める必要も反省する必要もありません。過去に起こったことは変えられないけれど、これからの生き方は変えられます。

そしてその1歩を踏み出すために、大切なステップがあります。それが傷ついた心を癒すということです。


傷ついた心を癒そう

今回のカウンセリングの経験に触れる以前に忘れてはいけないのが、そもそも黒ヤギさんにはカウンセリングに何度も申し込み、話をとことん聴いて欲しいと思うような、それほどの辛いこと・しんどい気持ちがあったということです。

それについては触れられていませんが、現在はどんな感じでしょうか?十分な睡眠はとれていますか?食欲はありますか?日々の中で、黒ヤギさんが笑顔になれることがたくさんあると良いなと、遠くオーストラリアから祈っています。

ぜひ、①ゆるむ ②やすむ ③ふれる ④ひたる ⑤たよる このあたりを合言葉に、日々の癒しをみつけてほしいなと思います。

お風呂やマッサージなどで心身をゆるめ、気持ちを無視せず辛い時は休む。自然や綺麗な音、動物や人のぬくもりに触れることもおすすめです。感情がでてきたときは、一瞬辛いけど、ひたってみましょう。のど元過ぎれば熱さ忘れるといいますが、感情は感じきると和らいでいきます。どうしようもない時は、気心知れた友達やご家族に頼ってください。

でも、それでも辛いからカウンセリングの門をたたいてくださったんですよね。よくぞ勇気を出してくださいました。そしてこの相談文もそうです。本当にありがとうございます。

手前味噌になって恐縮ですが、ココロノマルシェに所属する根本さん率いるお弟子たちは聞き上手がたくさんおります。この相談文のことを伝えた上で、ぜひ相談してみてください。黒ヤギさんがツライ経験を思い出す暇もなくなるくらい、愛と魅力あふれるカウンセラーたちに出逢えるとおもいます。

もちろん、私もぜひ黒ヤギさんのお話を聴かせていただけたら嬉しいなと思っております^^


遠慮心

さいごに触れておきたいのが遠慮する心。黒ヤギさんの中に遠慮心ってないですか?というお話です。

またその人に相談したいのですが、悩みを理解してくれた人に対して、何度も同じことを相談するわけにもいかないし

とありますが、これ、全く問題ないどころか、ぜひ同じ人に相談してください!!!と食い気味におススメしたい案件でございます。自分を悩みを理解してくれると感じられるカウンセラーに出逢えるのはとても幸運なことです。幸いにもカウンセリングの病的なイメージは薄れつつあり、それに伴ってカウンセラーの数も増えています。でもカウンセラーも人なので、合う合わないは必ずあります。なので、この人いいなと思う人に出逢ったら、その人のところに継続で通ってみてください。もちろん他の人の所にいくのもありですが、それは黒ヤギさんがそうしたいと思ったとき。私たちカウンセラーに遠慮する必要なんてありません。

そもそも、お友達や身近な人に同じ相談を何度もできないからこそ、お金を払ってカウンセリングを受けるのではないでしょうか?

これは邪推ですが、黒ヤギさんのご性格的に、自分の欲しいものを欲しいと言えなかったり、人の気持ちを推し量るゆえに自分の気持ちを二の次にして部分があるとしたら、それを解き放って自分ファーストにしてあげる癖をカウンセラー選びでつけてあげて欲しいなと思います。つまり遠慮しないこと。自分が甘えたい人に甘えること、頼ること。

それを自分に許せるようになると、黒ヤギさんのつくりだす世界はガラリと色を変えると確信しております。

長い目で見ながらそれを続けていくと自己肯定感も上がります。そうすると、黒ヤギさん自身が自分を自分で受け入れ、理解し、大切にしてあげられるようになるので、今よりもっともっと生きやすくなると思います。そのお手伝いを、ご用命があった時にすぐできるよう、私たちカウンセラーも日々精進してゆきますね^^

黒ヤギさんが楽しくカウンセリングを受ける経験をし、気持ちが楽になりますことを心から願っております。この度はご相談いただきまことにありがとうございました。


カウンセラー・ライフコーチの小川優でした。





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