こんにちは。
ビジョンを魅せるギャップの女
コンサル・カウンセラーの小川優です
9月もあっという間に中盤ですね!
そんな今日はココロノマルシェにご回答させていただきます^^
はじめまして。
心理学の情報を色々漁っててこちらを少し前に知りました。
沢山のカウンセラーさんが、それぞれの見解でご回答されてることに魅力と光明を感じ私もご相談したく失礼しました。
タイトル通りなのですが、年々「ちやほやされたい願望」が肥大化しています。
そこにコロナショックが被さり、現実的な交流が制限されたことで、この自分のナルシシズムと否応なしに向き合うことになった感じです。
以前もうっすら自覚はあったのですが、あまり考えないようにして、自分にかけて欲しい言葉をくれる人や、持ち上げてくれる人とだけ会って暫し満たされ、でもすぐまたお腹がすいて補給するの繰り返しでした。
ちなみにSNSやバーチャルは苦手というか、全く満たされないので今なかなか飢餓状態です。
同じ空間で、時間を共にしながら肯定して貰わないと満たされないというか。
苦しさから、ネットサーフィンをしてたらナルシシズムとか自己愛のキーワードで出てくる話が自分に当てはまってて、アワワワ…となっています。
ちやほやされないと耐えられないとか、いくら丁寧に扱われても満たされないとか、極め付けは、「ナルシシズムは悪化する」でした。
若年者のナルシシズムは人間の成長段階として健全の範疇だけど、中年期に差し掛かっても自己愛が肥大化してるようだと末期的な解釈を何かの動画で見て背筋が凍りました…
表面上はちやほやされても(周りは面倒くさいからそうする)心では誰とも繋がってないから孤独。
だから余計にちやほやされたがって益々孤立するという構造に自分が当てはまっててゾッとしました。
これをきっかけに自分と向き合って「自分軸」を作るタイミングなのでしょうが、寂しさと焦燥からついこちらに投稿させていただきました。
らふれしあさん
《元の相談文》
らふれしあさん、初めまして。
この度はマルシェに出逢い、ご相談いただきありがとうございます。
小川優が回答させていただきます。
最初に全く関係ないことをひとつ。
らふれしあさんの文章って知的で綺麗ですよね。惚れ惚れ
選んでいらっしゃる言葉が情緒あふれる感じで、それでいて時に生々しく…
とにかくとても素敵です。
初めに、なぜ私がこのご相談に回答させていただこうと思ったか…
それはですね、私がめちゃくちゃナルシストだからなんです。
あとちやほやされたい願望も存分に持ち合わせております。
その上で、個人的な観点からではありますが、お話をさせていただきます。
どうぞお付き合いください^^
ナルシストという言葉の解釈
一般的に「ナルシスト」という言葉に良いイメージはないように思う自称ナルシストの私ですが、「ナルシシズム」をウェキペディアで引いてみると、「自己愛」という意味はもちろん、「自己を性的な対象とみなす状態」とも書いてあるんです!
そして語源のところにはこうあります。
ギリシャ神話に登場する美少年が水際に映る自らの姿に恋をしたというエピソードに由来している
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
らふれしあさんのお話をまとめると、ご自身のことを「肯定してもらう」ことで「満たされたい」という気持ち、それから「ちやほやされないと耐えられない」「丁寧に扱われても満たされない」という心の渇望が悩み。
そしてバーチャルではまったく満たされないということは、「直接の関わり=つながり・ぬくもりが好き」という「純粋な欲求」が心の中にあるのではないかなと考察いたしました。
見えてくるもう一つのワード
(ナルシシズムとの関連性は否定しないのですが)
一連のことから個人的に思ったこと、それは
らふれしあさんが葛藤しているのは「承認欲求」と自分軸のバランスなのでは…?ということです。
そもそも、チヤホヤされたいのは悪いことではありませんし、私も常にされていたいです。
何度でも言いますが、褒められるのが大好きですし、承認欲求も高いです。
私の勝手なイメージですが、ナルシシズムを極めていくと、むしろ他人に興味がなくなるのではないかと思うのです。自分に陶酔し、自分を中心に世界が回っている。(自己中心的な感覚に近いですかね)
もちろんそれが行き過ぎると他人を顧みない行動に出るかもしれないし、自分を愛せない人の反感を買うかもしれないですけど、今回はそういったお悩みではないですもんね。
そこに自信と行動と承認欲求などがプラスされたものの一例が、インフルエンサーやYouTuberという仕事になっているのかなと思います。
彼らもアンチや自己肯定感に悩むことは少なくないと思いますが…
自分で選ぶという感覚
「ナルシシズム」と「自信」と「承認欲求」がごちゃ混ぜに語られている可能性があり、もしかしたららふれしあさんはそこから悪い要素だけにスポットライトを当てているのかもしれません。
あ、すいません!誤解して欲しくないのですが、それは全然問題ないんです!
むしろ「そうか」と気づけたら「じゃぁここからどうしていこう?」という、とても希望に満ちたステージなんです^^
>苦しさから、ネットサーフィンをしてたらナルシシズムとか自己愛のキーワードで出てくる話が自分に当てはまってて、アワワワ…となっています。
>ナルシシズムは悪化する
>若年者のナルシシズムは人間の成長段階として健全の範疇だけど、中年期に差し掛かっても自己愛が肥大化してるようだと末期的な解釈を何かの動画で見て背筋が凍りました…
これらは私も経験のあることで、自分が自分を否定していると、悪い情報が自然と目に付くんですよね。心理学の世界では“自作自演”と呼ばれるものです。自分の意識の中にあるものが望むものとされ、それを引き寄せるんです。厄介ですよねぇ
でもらふれしあさん、せっかくバイキングに行って嫌いなものばかり取らないですよね?
ここからは、自分で自分の生き方を選べるんだ!という思いを胸に読み進めていただけたらと思います。
問題(悩み)を分けて考えてみることのススメ
《チヤホヤされたいこと》と《寂しさや焦燥感》は別だと捉えてみるといいかもしれません。
感じているのはどちらも自分の心ですが、別物と認識することで向き合いやすくなります。
目標(ゴール)を「自分軸の確立」「自己肯定感アップ」に設定して、目的(テーマ)を「改善」ではなく、「才能を生かす」という意識で取り組んでみるといいんじゃないかなと思うんです。
なぜ「才能」という言葉を使ったかと言いますと、このご相談から、らふれしあさんが素敵な方だということがひしひしと伝わってくるからです。
いくら人を誘導しても、そこまで人は簡単に人を褒めません。お世辞なら気づくでしょうし、逆に不快になることもあるかと思います。
でも自分の欲しい言葉を引き出せるということは、らふれしあさんがその魅力を持ち合わせているからに他なりませんよね^^
このことを前提に、チヤホヤされたいことを“承認欲求”として捉えさせていただけるとしたら、こちらの記事をご紹介させてくたさい。別のマルシェのご質問に回答したものです。
もちろんクライアント様とらふれしあさんの状況やバックグラウンドは違うので、あくまで参考の読み物としてご覧ください^^
寂しさという感情
>心では誰とも繋がってないから孤独
私の話で恐縮なのですが、焦燥感の伴う底なしの寂しさとは長年の付き合いです。
キーワードは、「自分とつながってこそ、人と繋がることができる」です。
誰かとつながれたらそれは素晴らしい体験になるのだけど、その前につながる「べき」人がいて、それが自分。だからこそ自分軸、つまり自己肯定感が大事なんですね。
なぜかというと、人とのつながりばかりを求めると、人なしで生きていけなくなってしまうからです。(=他人軸の状態)
自分が自分でいるだけで幸せ。
自分とつながっていて幸せ。
そこで誰かと繋がれたら、もっと幸せ。
そこを目指していきましょう。
らふれしあさんがこうして相談文を書いたり、自分について考えることはすでに自分と向き合っているということなんですよ^^
自己肯定感
ここで自己肯定感についてひとつ確認させてくださいね。
自己肯定感というのは、
完璧な自分になることでも
自分を好きになることでも
他人を受け入れることでも
悩まなくなることでも
自信満々になるということでもない
というのは共通認識として合っておりますでしょうか?
自己肯定感とは
・どんな自分もそのまま受け入れる
・ダメな自分も愛する
・その日その瞬間の自分を認める
そういった意味で使われます。
自分をもっと好きになるとか自信がつくというのは、ダメな自分を受け入れ、できない自分を愛してこそ沸きあがってくるボーナス的なものかなと思います。
今すぐそう思えなくてもいいんです。
いつもそう思わなくてもいいんです。
だから、らふれしあさんにとっての自己肯定感アップはこんな感じ☟
ミドルエイジでナルシストな自分もOK
さみしくてどうしようもない自分もOK
ちやほやされたい願望のある自分もOK
これらをぜひ声に出して言ってみてください。
それが今の私だもんね。
どんな自分でもマルっとOK◎
寂しさとの付き合い方
結びの前に「寂しさ」について、もう少し触れたいと思います。
自分の寂しさについての理解
もしカウンセリングでお話できる機会があれば、「らふれしあさんの寂しさはどこからきたのか」ということについてお話を聴いてみたいです。
子ども時代のこと、家族との関係について質問させていただくと思います。
どんな時に寂しさを強く感じるのか、シチュエーションや特定の言葉なども聞いてみたいですね。
色んなアプローチがあるので一概には言えないのですが、きっと何からふれしあさんの思いもよらないところに欠片が眠っていたりするものです。
心理的な理解とアプローチ
寂しさに関わらず、怒りや悲しみなどの《感情》と呼ばれるものは、感じないように感じないように…と押し殺しているとムクムクと成長を続け、逆に押し込まれた分だけ噴出して大やけどをするなどといったことが起こります。私も数えきれないほどやってます…
端的に言うと、感情は感じきることが大切で、感じて感じて感じきると、消化/昇華のプロセスへ自然と進んでゆきます。
つまり「感じきって、気が済んだ状態」です。
そこにたどり着くまで、どれくらいかかるかはわかりません。
感じたくない感情を感じる過程は辛く感じることもあると思います。
それでも、浸るんです。そこは、自分への信頼と少しの勇気が要るかもしれません。
そして何より決めること(決意)=コミットメントが大切です。
「自分が自分の1番の味方・理解者でいると決める」
ただ、そう決めるだけでいいです。
そしてこの一連のプロセスにおいて、時間がかかることを悲観して欲しくないなと思います。その時の気分や状況にもよるだろうし、このコロナ禍では見えないストレスもバカにできないと言われています。
「自分にやさしく」いてあげたいですね。
行動的なアプローチ
寂しさや孤独感を受け入れ、癒していくには色んな方法があります。
①気持ちをノートに書く、感情日記をつける
⇒可視化することで客観視しやすくなり、安心感が生まれます
②ヨガや瞑想をする、お風呂にゆっくり浸かる
⇒身体の緊張をほぐす、あるがままに自分とつながる感じ
③自然に触れる、土や水、緑(木や芝)に触る、裸足になる
⇒アーシングやグラウンディングと呼ばれるもの、自然・宇宙・世界、大地のパワーとつながるイメージです
④1日1通、感謝の手紙を書く(一筆箋やメモでもOK)
⇒つながりが欲しい時は自分からつながりをつくると愛が循環しやすいです
⑤自分の身体に意識的に触れる、なでる、慈しむ
⇒自分の肉体を感じることで自分とのつながりが深まります
すぐに取り組める簡単なことを、1つ選んで続けてみるのがおすすめです。
その日の気分で選んでもOKです。
らふれしあさんのお好きな方法で、無理なくトライしてみてください。
《余談》
私はTHE瞑想が苦手なので、大好きな料理で材料を刻むのが瞑想タイム(無心の状態)です。人によっては写経かもしれません。
ボディクリームを毎日塗ることが続かないように、美容関係のモチベーションがないので、気が付いたときに肩や二の腕をさすり、自分で自分をハグしています。
おすすめ著書
また、このココロノマルシェをプロデュースしている我らが師匠
作家・講師・カウンセラーの根本裕幸氏の本に
【ふと感じる寂しさ・孤独感を癒す本】というものがあります。
最近の著書で私も読んだのですが、らふれしあさんに響く内容だと思いますので、とてもおすすめです! kindleバージョンもありますので、良かったらぜひ手に取ってみてくださいね。
結び ~未来~
承認欲求も寂しさも、どちらにも共通するのは
【まず自分】という部分です。
自分を認め、自分を承認し褒める。
自分を受け入れ、自分とつながる。
らふれしあさんのおっしゃる通り、自分軸ですね^^
私はもうすぐ35歳になる若輩ですが、憧れの人生の先輩方がたくさんいます。
らふれしあさんは私のビジョンの一人です。
人からお褒めの言葉をかけられる「素敵な人」として、齢を重ねていきたいから。
美魔女として持て囃されながら
なぜかモテるミドルになって
可愛くてたまらないおばぁちゃんになります!
なぜかいきなり野望を宣言する私w
よって、この先も全力でチヤホヤされる予定です。
でも、世界で1番私のことを好きなのは私。
自己肯定感や自分軸、そして自己充足は私にとっても永遠のテーマです。
なので、そういう意味でも、らふれしあさんは一人ではありません。
私みたいな奇特なタイプもいると心のどこかに留めていただきながら
共に自分を愛し、人とあたたかくつながり
世界に愛を循環させていきましょうね^^
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
コンサル・カウンセラーの小川優でした。
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