【マルシェ】自分の中にある過剰な承認欲求の扱い方

お悩み相談

こんにちは!


ビジョンを魅せるギャップの女
コンサル・カウンセラーの小川優です





今日はココロノマルシェに寄せられたご相談に回答したいと思います!




こちらに何度か相談させていただいております。いつも解決の糸口になり救われてます。本当にありがとうございます。

私は中学くらいからずっと悩んでる事があります。
それは、承認欲求が強いのか?何かいいことをした時、その直後に、誰かに褒められるかな?見てるかな?私ってすごいな
って気持ちがすぐ湧いてきてしまうことです。


行動する時は心から相手が喜びそうだなとか楽しんでくれたらと思ってるんですが、ほんとその直後に、私のこと一目おいてくれるかな、とか、もう条件反射のごとく、もれなくその感情がついてくるのでそんな自分が嫌で良いことをもうしないようにしようと自分の気持ちに蓋をしめてしまうことも少なくないです。

とにかく自意識超超超超過剰です。誰かに良かれと思ってしたことに対して相手が無反応だったりするとものすごく傷つきます。両親とも無反応なタイプですし、それどころか文句を言う事が多いです。怒りさえ湧いてきます。こういう自分は代えられないのでしょうか?自分自分ではなくベクトルを相手に向けようって頭ではいつも思うのですが、心はついてきてくれないようです。

もうかれこれ25年ぐらいその悩み引きずって生きています。心から相手のために、例え感謝されなくともただ自分がしたいからそうしてる、無償の愛というか、そういう自分になりたいです。

公開していただいても構いませんので何かの機会にご回答いただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。

cafeさん

《元の相談文》



cafeさんこんにちは^^

小川優と申します。


25年モノのお悩み。お辛い気持ちお察しいたします。


「過剰な承認欲求」ということなのですが
まず自覚があるのはとても良いことだと思います。

かくいう私も承認欲求はめちゃくちゃ強いタイプでして…

ただですね、承認欲求をもつこと自体
そこまで悪だと思っていない私がいます。
それを前提に読み進めていただけたら嬉しいです。

cafeさんが心の折り合いをつけて穏やかに過ごせるよう
私なりの回答をしたためました。


承認欲求とは


承認欲求というのは、
「他者から認められたい・自分を価値ある存在として認めたい」
という思いです。

そして承認欲求の中には
①他者承認欲求 と ②自己承認欲求 があります。

意味は読んで字のごとしなので、
cafeさんの苦しんでおられるのは①ですね。


自己肯定感と自己承認

cafeさん、自己肯定感が良い感じに高いですね!
とても魅力的だと思いました。

文章から伝わるエネルギーが素直で明るい。あたたかいです。


> 行動する時は心から相手が喜びそうだなとか楽しんでくれたらと思ってる
> 心から相手のために、例え感謝されなくともただ自分がしたいからそうしてる、無償の愛というか、そういう自分になりたい

この文からも
純粋に人を喜ばせたい楽しませたい
愛を与えたい、愛したいという
大きくてポカポカした思いが伝わってきます。

承認欲求云々は抜きにして
まず自分の中に大きな愛があるということを認識してください。

そして、その愛とつながるイメージを持ってくださいね^^


あぁ、そうなんだ。私の中には純粋で大きな愛があるんだ…
(胸の辺りに手を当てて感じてみる)


ただそれだけでいいです。



悩みの根源

起きている事実を明確にするために、
可視化して見てみましょう。

人に何かしたいという思い

行動

成功

(私は)嬉しい

褒められると
さらに嬉しい

この図式、とてもいい流れですよね。

でも、こう続くとどうでしょう。


(私は)嬉しい

褒められると嬉しい

逆に褒められないと不安

褒められるために行動するようになる





最後の2つが「悩みの種」なのであって、
そこまでの流れはとても素敵なんです。
cafeさんの素晴らしい才能なのです。

なので、この一連の流れから
cafeさんが人に自然と与えられる愛まで
奪ったり変えたり、やめたりしなくて大丈夫です。

ちなみに【褒められると嬉しい】の部分ですが
嬉しくて当たり前なので喜んでいいんです。

よく「無償の愛」とか言いますけど
人間ですもの、ねぎらいや感謝の気持ちは欲しいですよね。

私だって褒められたら嬉しいですし、
褒められたい気持ちは多々あります。

そりゃありますよ~!
彼が無言でご飯を食べ始めた時とか 彼は悪気なし
「…美味しくなかった?(-_-)」って圧かけたりしますしね!笑

なので「褒められたい」という純粋な思いはそのままに
「褒められない(相手が無反応だ)と傷つく」という部分にだけ
着目してきましょう。


欲しい承認は、他者からなのか?

ここで一気に核心に迫りますね。

話の流れが急ですみません!


私が文章を読んで感じた
すごく感覚的なことなので
もし的外れだったら流して頂きたいのですが…




cafeさんの欲しい承認というのは
他者からではなくて、ご両親からなのではないかなと思うのです



昔から無反応な親
褒めるどころか文句を言いだす親に対して
今まで押し殺してきた思いが
そのまま他者に投影されている(映し出されている)感じです。

なので、いくら他者から承認をもらっても、欲求は埋まりません。

それどころか、さらに渇望します。

だって本当に欲しいのは、親からの承認だから。


cafeさんの心の奥底にある痛み

上の仮定に沿って話を進めます。

中学生の頃から悩み出したということは
ご両親の態度はそれよりも前から始まっていたと推察いたします。

そんなの、辛いに決まってます。

子どもの自己肯定感というのは
ありのままを受け入れてもらうのもそうだし
褒められるのもそのひとつだし
何より、自分の気持ちを受け取ってもらうということで
大きく育まれていく部分なのではないかと思うのです。

自分が何か行動したら、気づいて欲しいですよね。
頑張ったら、褒めて欲しいですよね。
両親には喜んで欲しいですよね。
それを自分でも感じたいですよね。

それが愛の循環だと思います。

でもcafeさんはそれらをもらえなかった。
これは、とても悲しんでいいことです。

本当の気持ち

cafeさんの中にこんな気持ちはありませんか。

もっと両親に
・褒めて欲しかった
・気にかけて欲しかった
・優しくして欲しかった
・気づいて欲しかった
・喜んで欲しかった
・一目置いて欲しかった
・みてて欲しかった
・すごいって言って欲しかった
・私の愛を受け取って欲しかった


もしよかったら、上の言葉を実際に声に出して言ってみてください。



どんな感じがしますか?



痛みが出てきたら、その痛みを感じてみてください。
涙が出てきたら、そのまま泣いてください。
怒りが出てきたら、ノートに書きなぐるか、枕を殴るか、思い切り声を出してみてください。




両親への思いなら、それは両親を巻き込まないと
解決できないのか?というと、そんなことはないんです。


この気持ちは直接ご両親に伝えなくても
自分で労わり、消化(昇華)させることが可能です。
気持ちが落ち着いてから伝えるのももちろんアリですが★


インナーチャイルドワークと呼ばれる
未消化の感情や、子どもの頃の思い・声に耳を傾け
癒してあげる手法があります。

満たされなった感情を、大人の自分が癒してあげるんです。



「悲しかったね」
「さみしかったね」
「つらかったね」
「ずっと抱えていたんだね」


そんな声を今、自分にかけてあげます。



そこでカギとなるのが、自己肯定感。

自己受容・自己肯定・自己充足
要は「自分で自分を満たすこと」

これこそが、cafeさんにおススメしたい1番のことです。


先にも述べましたが、cafeさんの自己肯定感はすでに良い感じなので
さらに自己肯定感を高めて生きやすくなることが目標になります^^


師匠の根本のHPよりひとつ参考記事を貼りますね。
https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/827

「インナーチャイルド」で検索していただくとたくさん出てきますので、ぜひ読んでみてください^^


他者に与える?自分に与える?

cafeさんは
>もっと相手にベクトルを向けたい
と文中でおっしゃっていますよね。


私の提案は一見逆を行っているように思えるかもしれませんが
実は自分に与えてこそ、他者に与えられるようになるんです。

シャンパンタワーの法則というものがありまして
タワーの一番上が自分、その下が周りの人たち。

1番上のグラスが満ちてこそ
周りを取り囲むグラスにシャンパンが注がれていきます。


だから
愛は与えることも大事だけど
それと同じかそれ以上に
受け取ることが大事だと言われているんですね。


まずは自分なんです。


そもそも、もっと相手に与えたいと思っている時点で
cafeさんはすでに与えていると言っても過言ではありません。




自分の愛に気づく

この一連の流れを理解したうえで自分と向き合うことは
cafeさんの人生を大きく変えると思いますし
もっと楽に生きられるようになると思います。

上の図でも、【(私は)嬉しい】をトコトン喜べるようになります。
そしてそこで完結します。

褒められることも自然と増えるでしょうしね~





こんなにも人に与えることのできるcafeさん。
“がんばらなきゃ愛されない”というステージはもう卒業です。


「私を見て欲しい・愛して欲しい」という思いも
全部丸ごと自分で愛せる器のある方だと確信しております。


ひとりでくじけそうな時は、ぜひ私たちカウンセラーを頼ってください。


私もセッションの枠を用意していつでも準備万端です^^




ご自身の持つ愛情に、ぜひ自信を持ってくださいね。

この度はご相談いただき、ありがとうございました。



コンサル・カウンセラーの小川優でした。

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