こんにちは。ビジョンを魅せるギャップの女
コンサル・カウンセラーの小川優です。
本日は、ココロノマルシェにいただいたお悩みに
回答させていただきます^^
「自分は仕事ができない」という思いに日々苦しんでいます。
私の中に、仕事ができる人=アイディア出し、企画、開発など何かを0から生み出せる人、クリエィティビティに溢れている人という思い込みがあるため、それらができない=わたしは仕事ができないという思いに繋がっています。
実際自分の仕事は作業系の仕事が多いので、評価されない、つまらない、こんなの私の年次でやる仕事じゃないのにと思ってしまいます。
他の会社の友達とかと比べて、あの子はもっと大きな仕事をしている、責任ある仕事をしている、活躍している、それに比べて自分は全然だし自分にそんな大きな仕事、責任ある仕事は無理と思うー方、あの人達とわたしは何が違うんだろう?私にもできるんじゃない?とも思ったり。
何度か異動をしていますが、そのたびに自分がやっている仕事はつまらなく感じ隣の芝が青い現象に陥ります。
学歴の良さも逆にコンプレックスになっています。
仕事ができる人だと思われたい、成果を出したい、認められたい、評価されたいという思いが強い分自分はその反対だという思い込みが強くなります。
どんな仕事でもやりがいを見つけて楽しく仕事できるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?
ダンボさん
《元の相談文》
ダンボさん、初めまして。
このたびはココロノマルシェへのご相談ありがとうございます。
小川優(おがわゆう)が回答させていただきますね。
休息とご褒美を。
お仕事のことで日々苦しんでいらっしゃるとのこと。
週5日の勤務であると仮定して、日曜日の夜もちょっぴり憂鬱でしょうか。
そうすると、月の大部分を嫌な気持ちで過ごされていると言っても過言ではないですよね。
ご自覚以上に心が疲れているかもしれないので、いつもよりもゆったり過ごすなど、自分に楽しみや癒しを与える意識で過ごしてくださいね。
ご相談文を読んでの第一印象なのですが、ダンボさんは今のご自身の状況や気持ちをよく観察されていますよね。冷静で落ち着いていて、客観視もされているし、認めたくない部分もしっかりと向き合っていらっしゃって、とても真摯な印象を受けました。真面目な方だということが文章からも伝わってきます。
そんなダンボさんの仕事ぶりはきっと丁寧で、たとえつまらない・嫌だと思っていてもきっちりこなし、冷静沈着にしっかりと物事をお進めになるのではないかなと想像を巡らせました。素晴らしいことだと思います^^
そしてダンボさん、とても根性がおありですね。だって、やりがいを感じられない仕事でも今まで踏ん張り続けてこられたんですもの。
まず第一段階として、ここまで踏ん張ってきた自分を盛大に労い、褒めまくって欲しいなと思います。
例えば、美味しいものを食べる、何か好きなアイテムを買う、マッサージに行くなどしてみてはいかがでしょうか。
普通に働いているだけでご褒美?と思われるかもしれませんが、やりたくないことをやりつづけるのは重労働です。頑張っているんです。ダンボさんには自分を喜ばせてあげる権利があります。
3つのご提案
さて。ダンボさんが今できることとして、私から3つご提案したいことがあります。
①心理面のケア
②自分に向けた行動
③他者(外)に向けた行動
順を追って説明いたします。
①心理面のケア
それは「自己受容」です。ダメな(だと思っている)自分をトコトン感じてみること。そしてその自分にOKを出してあげること。
自己肯定感あげる時に効果的な自分への言葉がけに「どんな私もOK」という言葉があります。「それが私だもんね。しょうがないよね。」と自分に声をかけてあげます。
評価されない、つまらない、こんなの私の年次でやる仕事じゃないのにと思ってしまう自分も、他の会社の友達とかと比べて自分は全然だし…と思う自分も、自分にそんな大きな仕事・責任ある仕事は無理と思う自分も、あの人達とわたしは何が違うんだろう?と思う自分も、私にもできるんじゃない?と思う自分も、異動のたびに仕事がつまらなく感じ隣の芝が青い現象に陥る自分も、学歴の良さがコンプレックスな自分も、仕事ができる人だと思われたい・成果を出したい・認められたい・評価されたいという思いが強い自分も、全部OK、ぜんぶマル。
ダンボさんはご自身が自己否定をしていることは気づいていらっしゃいますよね。なので、ここから始めることをおすすめしたいです。ちなみに、厳密に言うと“自分を否定しなくなること”がゴールではなく、“自分を否定する自分も受け入れてありのままを愛すること”がゴールになります。これは心の基礎代謝をあげる感覚なので、あまり効果には着目せず、ただブツブツと唱え続け、あたまの中でエゴの声(自分を否定する声)と追いかけっこしていただけたらと思います。自然と効果は表れますので^^
②自分に向けた行動
書いてみて欲しいものがあります。(パソコンで作成されても良いです)
【仕事の褒め日記】と【自分の評価表】です。
日記に関しては毎日3~5つ、その日やったこと、頑張ったこと、嫌なのにこなしたことなどどんな小さなことでもいいので、ノートや携帯のメモに記します。ハードルはめちゃくちゃ下げます。そして「私偉い」で締めます。「会社に行った私えらい」とか「頼まれた資料を出した私えらい」とか「つまらない仕事をこなした私えらい」とか。もちろんめちゃくちゃ頑張ったことに関してはたくさん書いてください。
自分の評価表は、ネットから雛形を拾うor自社のものを真似ていただき、今の自分の業務を上司になった気分で採点・評価します。もちろんめちゃくちゃ褒めます。良いところを探します。そしてこれでもかと言うほど褒めます。細かいところもつついて褒めます。そして「いつもしっかりこなしてくれて助かっている」や、「ダンボさんの仕事ぶりは安定していてこちらも安心。色んな仕事を任せてみたい」「クリエイティブな部署に回してみてはどうか」など、なんでも自由に、自分が言われたいことを全部、遠慮なく書きます。(誰も見ないので)
なぜこれらをしてほしいかと言うと、人は自分に向けている言葉を他者からも引き寄せるからです。
(投影とか引き寄せの法則とか、呼び名は何でもいいのですが)
皮肉なもので、他者に認められたい・評価されたいと思っているのに自分が自分に否定的な言葉をかけていると、それがダンボさんのオーダーだと神様が勘違いするんですね(私も自己否定が癖なのでこの勘違いにはクレームを入れたいのですが!)。
なので、自分で意識的に自分を褒めて評価することで、その仕組みにうまいこと乗っかることができます。
日本には自分を褒めるよりも謙遜する文化が根付いているからこそ、とても大事なことだと(海外に住んでいるので余計に)思います。自分褒めを癖づけていただくと、仕事以外においてもたくさんのことが好転しますので、とてもおすすめです!
③他者(外)に向けた行動
これは少し勇気がいるかもしれませんし、ダンボさんの職場環境や上司にもよるかなと思うのですが…
ストレートに自分の希望を伝えたり、実際に行動し始めたりしてみることです。
今の思いを上司に話してみる、新しい仕事に挑戦したいと伝える、クリエイティブな資格を取るために勉強する…など、たとえダメ元でも形だけでも行動してみること。(もう既にされていたらすみません)
意外と一歩踏み出してみると、良い感じに歯車が回り出すことがあります。難しければ、信頼できる友達や家族に、「アドバイスや否定は抜きにして、話を聴いて欲しい」と断った上で話をしたり、実際にカウンセリングを受けてみるのも手です。誰かに向けて宣言したり伝えたりすること、そして誰かに頼るということがポイントです。
これによって得られるのは、自分から行動を起こすことで何かが動くこと。それは現実かもしれないし、自分の気持ちかもしれないし、周りの見方かもしれません。
そして誰かに気持ちを吐露することは(それが希望でも愚痴でも)とても大事ですし、自分の気持ちを人に伝えることによって自分の中でもコミットが高まります。そして、それを話している自分の気持ちに着目していただきたい。なぜなら、自分が本当にしたいことを話しているとどんどんわくわくしてくるからです。しかしそれは言葉にしないとエネルギーが乗らないことでもあり、だからこそ口に出して宣言することには色んな効果があります。例え後々変えたり止めたりしたって、ダンボさんの人生なのですから自由です。誰に何を言う権利もありませんのでご安心ください。知り合いに言うことに抵抗があるならば、そういう時こそカウンセラーを使って欲しいなと思います。
以上が私の提案したい3つのこと。
悶々としているダンボさんが、今日からできる事はないだろうか?と考えた上でのご提案です。
どれからやってもいいですし、少しずつで大丈夫ですので、良かったら試してみてくださいね。
もし実際にお話できるとしたら…
最後に、もし私がダンボさんとカウンセリングでお話できるとしたら。
「どんな仕事でもやりがいを見つけて楽しく仕事できるようになるには?」という問いに対し
『それが本当にダンボさんの望むことですか?』と質問すると思います。
『もし何も制限がなかったら、何がしたいですか?どの職種でもプロジェクトでも選べるとしたら?
もし自分のしたくないことをやらなくてよかったら、どうでしょうか。』
なぜこういうことを聞くかと言いますと、私自身がどんな仕事でもやりがいを見つけて楽しく働けるタイプではないからです。
まず好き嫌いが激しいですし、今まで事務仕事は経験ありますが、本当に楽しくなくて耐えられませんでした。暇で高給だった企業受付の仕事もやることがなさ過ぎてある意味苦痛でしたし、向いていないものは魂の拒否反応がすごすぎて、本当に無理なのだと痛感しました。そもそも月~金で同じオフィスに出社するスタイルが向いていないので、それだけでも脱帽です。なので、事務仕事をきっちりこなせるダンボさんを心から尊敬いたします。
(言い忘れましたが、私はダンボさんが「仕事ができない」ということに対して「?」ですし、何ならめちゃくちゃ仕事の出来る人なのではないかと思っています。)
ダンボさんが新たなことに挑戦するのであればそのチャンスをつかんで欲しいと思いますし、全力で応援しています!ただその中で、やりがいは仕事に見出してもいいし、それ以外に見出してもいいんだということを頭の片隅に置いておいていただけると、気持ちが楽になるのではないかなと思いました。
なので、「どんな仕事でもやりがいを見つけて楽しく仕事できるようになるには?」ではなく、「自分はどんな仕事にやりがいを感じるのか?」「やりがいを感じることを見つけて仕事に対する思いを今より楽にするには?」「やりたいことに対して楽しく自分を突き動かしていくには?」という目標に設定してみてはどうだろう!と思うのです。わくわくするビジョンを持って欲しいんです。
だから、ダンボさんの趣味や好きなこと、休日の過ごし方や子供の頃の夢、気づくとやっていること、ずっと続けていること、ときめくことなどを聞いてみたくて、私は画面の向こうでうずうずしています。
もしライフワーク(仕事に限らない)にやりがいを見出していれば、仕事は”生きるお金を稼ぐ手段”で良くなります。だから比重が減って、仕事へのストレスが減ると思うんです。
やり方はたくさんあります。なので正解はひとつじゃないし、たくさん試してみてしっくり来るものを選べばいいし、途中で進路変更したっていいんです。
ココロノマルシェにこうしてご相談を寄せてくださったことで、もうダンボさんは新たなステージへと歩みだしています。
全部分かっているのに気持ちがついてこない時って、本当に苦しいですよね。
そういう時は、心のケアをしつつ、行動するのが良いのかなと思います。煮詰まった時に伸びをして一服いれたり、外の空気を吸いに散歩にいくような感覚で。
①~③の提案についても、どれも今すぐ始められるものですが、長期的に見た時に心のケアや観念に深くアプローチしていくのか、仕事について深く考察するのか、ライフワークに着目するのかは実際にお話してみないと分かりません。ですが、何にせよ、ダンボさんの中にあるすべての気持ちを受け入れてあげた上で、ご自身の望む、自分らしい道を見つけてほしいなと思います。
もし良ければ、私のセッションは今お得なので機会があればぜひご利用くださいね。
ダンボさんが今より軽やかな気持ちで毎日を過ごせることを心から祈っています。
長文になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
コンサル・カウンセラーの小川優でした。
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